子供の便秘はなにも現代だけのものでなく、昔からあります。
ただ、それでも今の子供は明らかに便秘症状は増えていますし、重症化している子供が多いです。


そして日本ではほとんど有効な対策が取られていないのが現状です。


健康な人の腸はさながらひとつの生き物のように動いています。
これは、ぜん動運動といって、腸の内容物を肛門に押し出す運動です。

ところがこのぜん動運動が弱い子供が非常に増えているのです。
これによって起きることは、便秘の他に、下腹部の張り、ガス腹、腹痛などです。

また、口臭や体臭、ニキビや肌荒れ、むくみの原因にもなります。

この腸のぜん動運動を予防・改善するのに有効なのが食物繊維です。


日本人の腸内環境が悪くなり始めたのが1970年代くらい。
これは日本にファーストフードが広がり始めた頃です。

和食から欧米食へと移行していったこの時代・・日本人の食物繊維摂取量が極端に減った時代と言えます。


両親が食物繊維不足の生活をしていると当然子供も食物線不足になります。
同じものを食べているわけですからね。

ではどうしたら食物繊維を効率的に、摂ることができるのでしょうか?